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2007年07月12日

その時、その手で。

先日、由木西小学校のPTA会長を永きにわたって務められた木下さんに、キャンプスタッフの面々とごあいさつに伺う機会がありました。そのときに、「子どもはね、その時、その手で叱りなさい」という話がありました。後から言ってきかせるのではなく、何かしてしまったら、その場で。
昨日、小学生の男の子たちと一緒に作業をする場面がありました。壁に何十枚の紙を貼るというだけのことなのですが、大人が言葉で伝えて、あとは頼むね、とその場を離れて行きました。ようすを見ていると、はじめてのことであれば当たり前のことかもしれませんが、無駄、雑、先が見えていない。こういう場面で「てきとうでいいよ」と済ませることができない性分で、つい「ここをこう押さえるね」と手を出しました。そうしたら、手元が見えてきたようです。「こうして」とは言わないで、ちょっとだけ手を出す。結果の違いが歴然とします。すると子どもがやってみた上でじぶんなりの工夫を始め、「ねえ、こんなふうにしてみたよ」見て見て!という感じになってくる。「お、その手があるね〜」。たった15分程度の作業でしたが、その場にきちんと向かい合うことで、言われたことをこなすことから、自分がその作業にどう関わるか、に関心を示す変化が見えました。
今、子どもにかかわる大人について、こうあったらなあ、と思うのは、こうして瞬間に子どもときちんと向かい合うという姿勢。大人自身が目の前のことに向かい合えなくて、節目やけじめを適当にして、どんどん流れ去っていく感じを覚えることが多いです。最近、とりあえず、や、とりいそぎ、は大嫌いな言葉。確かに大人は、親は忙しい。でも、そんなに急いでどこに行く?とも思う。
里山留学は、1週間のキャンプ。屋外で活動することも多いですが、生活の根幹に丁寧な食事のリズムが流れるよう、少々手のかかることも子どもたちとあえてやってみたいと考えています。それは、私たちが「ゴミ」を出してしまう生き物であることも意識することにもつながると思います。

 

投稿者 森川千鶴 : 2007年07月12日 02:53

 
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